私たちが靴下の参考サンプルを送る理由とは
2025/1/9
私たちが参考サンプルをご提供する理由は、サンプル製作に入る前に極力ミスマッチを減らす目的にあります。
お問い合わせを頂きましたら、まずはヒアリングを経てお見積をお出しします。
その上でさらに先に進む場合は、お客様のご要望に近い仕様の参考サンプルをご提供します。
靴下の厚みを確認する
靴下の長さは画像にて確認することができますが、厚みは現物に触れる必要があります。
お客様の指定デザインで製作した実物サンプルでも厚みの確認は可能ですが、修正を行う場合は再度サンプルを製作しなければなりません。
仕様を変更するとデザインにも影響することもありますので、参考サンプルで確認を頂いてから実物サンプルの製作に進むのがベストです。
特にスケーターソックスなどスポーツ系靴下を製作する際、厚みについてのご質問を多く頂いております。
こちらの記事で詳しくご紹介しております。
靴下デザインの精度を確認する
デザインは画像でも確認が可能ですが、現物でサンプルを見ると質感の違いを理解することができます。
私たちはデザインをよりお客様のご要望に近い形で再現することを目指しており、通常は目が細かいハイゲージでの製作をおすすめしております。
ただご予算の関係でそこまでこだわらなくてもよいというお客様もいらっしゃいます。
その際は、両方の仕様を確認頂いてからサンプルに進行致します。
より細かいデザインを製作されたいお客様に向けてハイゲージの仕様について紹介した記事になります。
靴下の質感と履き心地を確認する
靴下の製作に入る前に、サンプルを試着されることをおすすめしております。
肌ざわりなどの質感も体感できますし、長さをあと1cm長くしたいなど細かいご要望を実物サンプルに反映できます。
できれば1日試し履きをされて、1回洗濯をされるのがベストです。
私自身あまり肌が丈夫ではなく、特に冬場は乾燥するため痒くなりやすいです。
以前新しい工場で製作したサンプルを試着したところ痒みが生じたことがありました。
防臭対応の糸を使用していたのが原因かと思われます。
通常防臭対応の糸は薬剤を使って効果を出します。
ちなみに台湾にいる同僚が試着したところ痒みはでませんでした。
気候や体質などによって条件が異なるため一概にNGとは言えませんが、糸を変更したところ痒みはなくなりました。
もし試着していなかったら気がつかずにそのまま生産していたかもしれません。
靴下のサイズの決め方、測り方について紹介した記事になります。
参考サンプルの返却は不要です。
参考サンプルは基本的に、お見積の次のステップ(バーチャルサンプル及び実物サンプル製作)に進むまえにお送りしております。
ミスマッチを極力減らすために提供しており、試着もして頂きたいため返却は不要となっております。
参考サンプルについてご質問などございましたらお気軽にお問合せ下さいませ。
サービスメニュー
- 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
- オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
- 仕様にこだわった無地靴下の在庫を使うことで、50足/デザイン~の刺繍靴下生産に対応ができるようになりました。
- 刺繍用無地靴下のラインナップに子供用靴下が加わりました。
合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。
この記事を書いた人
岩村 耕平