「世界中で愛される絵本のキャラクターを、高品質な靴下にして届けたい」
そう考えたとき、最初に直面するのは「原画の繊細なタッチを、編み物でどう再現するか?」という高い壁です。
ブリングハピネスがパディントンベアの靴下を作った事例をもとに注意点やポイントをお伝えします。

こんな方におすすめ
- 手描きのイラストをもとに靴下を作りたい方
- キャラクターのライセンスを取得してグッズを作りたい方
- 細かい柄のオリジナル靴下製造がうまく作れずにいる方
キャラクター靴下製作の3つのポイント
「ドット絵」への変換が鍵
靴下の柄はすべて編み目(ドット)で構成されるため、原画のグラデーションや細い筆致をそのまま再現することはできません。そのため、キャラクターのイメージを損なわずにピクセルアート(ドット絵)へ再構築する専門的な技術が必要です。

サンプルの「色」と「再現性」の精度を極限まで高める
版権(ライセンス)元からの承認をもらうコツはサンプルの「色」と「再現性」の精度を極限まで高めることです。
版権元はブランドイメージを非常に大切にされます。当社では、世界トップシェアの「島精機製作所」のデザインシステムを活用し、数千色の糸の中から原画に最も近い色をデジタル選定。このデザイン作成の精度が、一発承認を得るための近道となります。

「履き心地」と「デザイン」の両立には工場の技術が必要
キャラクターを細かく表現しようとすると、裏側の糸が複雑になり、履き心地が悪くなることがあります。
「靴下は美術品ではなく、履くもの」。私たちは、高い技術を持つ台湾の提携工場との協力で、ごろつきのない履き心地の良さとデザインの再現性を両立させています。

絵本のキャラクターやアニメのキャラクターのような繊細なデザインを忠実に靴下にするには
経験や技術が必要です。
ブリングハピネスはパディントンベアの靴下製造を通じて、とことん妥協しない商品開発を経験することで、
繊細なデザインを靴下にする技術を得ました。
キャラクターの靴下の企画に行き詰まったら、お問合せください
私たちが「パディントンベア」の靴下を実現するまでの軌跡
ブリングハピネスが手掛ける「くまのパディントン™(パディントンベア)」の靴下は、販売開始から7年、今もなお「聖地」であるさがみ湖MoriMoriで愛され続けています。
この製品が誕生するまでには、技術と情熱がぶつかり合う長い道のりがありました。

パディントンベア(くまのパディントン)」とは?
「パディントンベア(邦題 くまのパディントン)」は英国の作家マイケル・ポンドさんが、ロンドンの百貨店で売れ残ったクマのぬいぐるみから着想を得たことから生まれた絵本のシリーズ。
1958年に出版されて以来、40ヵ国語以上に翻訳され、今でも世界中の人々に愛されています。

パディントンベア原作の挿絵はを担当したのは英国のイラストレーターのペギーフォートナムさんです。「くまのパディントン」シリーズの他、「思い出のマーニー」のイラストも描いています。
1.パディントンベアの靴下を製作したきっかけとは?
製作のきっかけは、「ユニオンシステム」さん(東京・秋葉原)がパディントンベアの靴下版権を取得されたことでした。
これを機に、「ユニオンシステム」「台湾の靴下製造工場」「ブリングハピネス」の三者が三位一体となり、新たな靴下ブランドの立ち上げがスタートしました。
私たちの提携工場の強みは、「極上の履き心地」と「細部までこだわったデザイン」を高い次元で両立させる技術力です。その得意分野を最大限に活かし、これまでの編み込み靴下では再現が不可能とされていた、繊細な「パディントンベア クラシック」のデザインを実現すべく、大きな挑戦が始まりました。
2.1ピクセルの妥協も許さない「ドット絵」の追求
パディントンの原画は、繊細な線画とグラデーションが特徴です。しかし、靴下で表現するには、これらをすべて「ドット絵」に変換しなければなりません。
私たちは、有名アニメのゲーム等を手掛けるドット絵のプロに依頼。1ピクセル単位でパディントンの表情を調整し、線画とベタ塗りの絶妙なバランスで、クラシックの世界観を再現することに成功しました。


3.最新システムが導き出した「運命の色」
次に立ちはだかったのは「色」の壁でした。最初の試作では色が合わず、版権元へ提出するレベルに達していませんでした。
そこで導入したのが、和歌山県の「島精機製作所」が開発した最新のバーチャルデザインシステムです。膨大な糸のデータから原画に最適な色を導き出した結果、なんと版権元様から1回で生産許可をいただくことができました。「編み込みでここまで再現できるのか」と驚かれたことは、私たちの誇りです。
4.聖地「さがみ湖MoriMori」への道のり
実は、私たちは製造(OEM)のプロであり、販売に関しては全くの素人でした。 最初の発注数は4,000足。販売先が決まっていない状況でのスタートでしたが、品質には絶対の自信がありました。
関東最大のグッズ売り場である「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト(現:さがみ湖MoriMori)」へ何度も足を運び、最初は断られながらも、最終的には私たちの「パディントン愛」と品質が認められ、販売が決定しました。
発売後、お店の棚がガラガラになるほど売れた光景、そして、プレゼントされた靴下を履いてわざわざお店に会いに来てくださったおばあさまの笑顔。その瞬間、「靴下は、人の心を温める旅をするものだ」と確信しました。

あなたのキャラクターを、ファンに愛される1足に
靴下は、単なる衣類ではなく、履く人の心を温める「旅」をするものです。
「このキャラクターの魅力を、靴下で表現したい」 「クオリティに妥協せず、長く愛される製品を作りたい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひブリングハピネスにご相談ください。私たちがパディントンベアで培った技術と情熱を、あなたの製品づくりに注ぎ込みます。
\\詳しくはこちらのページもご覧ください//

\オリジナル靴下のOEMはブリングハピネスにおまかせください!/
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平日9:00-18:00(土日除く)
岩村 耕平
合同会社ブリングハピネス代表
靴下マイスター
東京都練馬区生まれ。
中華圏と携わって34年目。中華圏でのものづくりの仕事をして24年目。
業務のコミュニケーションはすべて中国語で行う中国語の達人。
大手ぬいぐるみメーカーで通訳、貿易事務、生産管理を経験ののち、靴下OEM製造の魅力に取りつかれ独立。
2014年、合同会社ブリングハピネスを立ち上げる。

