オリジナルキャラクターのもこもこソックスは製造できますか?

キャラクターグッズや冬物アイテムとして人気のもこもこソックス(フェザーヤーンソックス)。オリジナルの柄で作ることができます。

小ロットでのOEM製造をご検討中の方へ、弊社の製作の進め方をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • オリジナルの冬物のあったか靴下を商品化したい方
  • キャラクターのライセンスを取得してグッズを作りたい方
  • 靴下に詳しい、もこもこソックスのOEMメーカーを探している方

もこもこソックスに使用する「フェザーヤーン」の特徴

弊社で、もこもこソックスを製造する場合は、フェザーヤーンというふわふわの糸を使用します。この糸は、羽がついているように見えることからフェザーヤーンと呼ばれています。

フェザーヤーンの最大の特徴は、毛足があるふわふわ感です。また、目が細かいので、履いたときに暖かさを実感できます。

細い糸を使うため、ポリエステル糸との組み合わせにより、複雑なキャラクターアートを再現できる点も大きなメリットです。

例えばこの画像のようにベースとキャラクターの素材の使い分けでオリジナリティある商品も製造可能です。

もこもこ靴下の生産と製造ロットについて

もこもこ靴下の生産は、糸の流通量が多いため、中国での生産となります。

また、使用する糸「フェザーヤーン」は冬物のみに使用されるため、基本的にご希望の色をオーダーメイドで染める形になります。
そのため、500足から製造可能です。(靴下の長さにもよります)

選択肢は狭くなりますが、在庫から糸を選ぶことも可能です。
在庫糸を使う場合は、300足から製造できますので、小ロットでの製造をご検討の方もご相談ください。

弊社中国靴下工場は、巷の売り場でよく見かけるキャラクターソックスを主に製造しています。

製造スケジュールに関する注意点

もこもこ靴下の生産は、冬物商戦が始まる9月末から10月初旬に売り場に並べたいお客様が多いため、7月〜9月に集中します。

10月中旬を過ぎると工場はオフシーズンに入り、10月中旬から12月は比較的空いています。
スムーズな製造のため、春〜夏が来る前の時期のご相談をおすすめします。

\お問い合わせはこちら/

製造の手順

基本的には通常のオリジナルソックス(総柄)と変わりません。

デザインシステムでもこもこ靴下のバーチャルサンプルを製作する

弊社では、島精機製作所さんが開発したバーチャルデザインシステムを常用しています。これにより、靴下がニットの網目になったときの再現性や色を、工場でサンプルを作成する前の段階で、デジタルデータでシミュレーション(バーチャルサンプル)することができます。

ただしもこもこ靴下は、ベースに使うもこもこ糸の毛足が長いため、細いポリエステル糸で再現する柄が、埋もれて見えなくなる場合があるので注意が必要です。

たとえば、ベース色をコットンにした場合と、もこもこ糸を使用した場合のバーチャルサンプル画像を比較します。もこもこ糸を使用した場合に柄の細かい部分が埋もれてしまうことがわかります。この問題は、事前に発見し、柄の線を太くすることによって改善できます。

バーチャルサンプルがOKになった時点で、実際のサンプルを製作するので、「蓋を開けたらとんでもないサンプルが上がってきた」ということがありません。問題点があれば事前に発見しやすくなるため、時間の節約にもなります。

ベースをコットンにした場合

もこもこ糸を使用した場合

オリジナルでもこもこ靴下を製作するときのデザインデータの入稿方法

デザインは基本的にAdobeのIllustratorで作成したAIデータでお預かりします。

靴下のサイズ(メンズ or レディス)や長さ(くるぶし、ふくらはぎ、膝下)などご要望をお聞きしたうえで、靴下の形をしたテンプレートをご提供します。

IllustratorのAIデータでデザインをお送り頂きましたら、以下の流れで進めます。

  1. 入稿データを基に工場でドット絵を製作します。
  2. 弊社でバーチャルサンプルを作成し、お客様に確認いただきます。
  3. 確認が取れた後、実際のサンプルを製作いたします。

\\詳しくはこちらのページもご覧ください//

岩村 耕平 
合同会社ブリングハピネス代表
靴下マイスター

東京都練馬区生まれ。
中華圏と携わって34年目。中華圏でのものづくりの仕事をして24年目。
業務のコミュニケーションはすべて中国語で行う中国語の達人。

大手ぬいぐるみメーカーで通訳、貿易事務、生産管理を経験ののち、靴下OEM製造の魅力に取りつかれ独立。
2014年、合同会社ブリングハピネスを立ち上げる。