中華圏製造で注意したい「日本の休み」と生産地の稼働日の違い

中国、台湾など中華圏で製造を行っていると、日本と生産地で休みのスケジュールが異なることがあります。

弊社が製造を行っている中華圏では、日本のようなお盆休みや年末年始の長期休暇は基本的にありません。

休みに入る前に考えておくこと

日本の休み中に工場が稼働している場合、休み前に何をしておくかで進行のスピードが大きく変わります。

例として、2025年-2026年の日本のお正月休みは一般的に12/27(土)~1/4(日)になります。

一方で弊社台湾工場の休みは、土日を除いて1/1(木)のみになります。

休み前に手配ができると良いこと

休み前に、

  • サンプル製作の依頼
  • 見積依頼

などを出しておけば、日本が休みの間も工場側は作業を進められます。

手配がうまくいけば、仕事を止めずに進行できるため効率的です。

ベストなのは余裕をもって手配することです。

よくあるのが、「1月5日出社して工場に連絡してみたら何も進んでいなかった」というケースです。

これを防ぐには、

  • 休みの数日前に依頼を出す
  • 工場から質問がきてもいいように連絡を取れる状態にしておく

のがよいです。

私自身も独立前は、ファンシー雑貨メーカーの購買部門に勤めておりました。

休み前はばたばたしてしてしまい、結局お休み前の最終出勤日にサンプル依頼をして年明けに出社したら何も進んでいなかった経験を何度もしています。

現在は緊急に対応しなければならないことがある場合には、休み中でも随時対応できるようにしております。

工場にお礼をいうタイミングは旧正月前が良い

日本では、感謝を伝えるタイミングとして、年末がベストの時期になります。中華圏において日本のお正月は通常モードの祝日にあたります。

中華圏の工場へお礼を伝えるのなら、旧正月前がとても良いタイミングです。

旧正月にむけてムードが盛り上がってくる時期に、普段はいいにくい感謝の言葉を伝えることで、工場との関係がぐっと縮まることもあります。