オリジナルデザインの滑り止め付き靴下の製作について

靴下製造の考えが詰まったブログ

オリジナルデザインの滑り止め付き靴下の製作について

2024/4/9

オリジナルデザインの滑り止め付き靴下の製作について
靴下の足底にオリジナルデザインの滑り止めを入れることができます。

滑り止めの材質について

滑り止めの材質は通常PVCかシリコンが使われます。

弊社では、「安全性」と「剥がれにくさ」を考慮してシリコーンゴムを使用しています。

シリコーンゴム(英: silicone rubber シリコーン・ラバー)とは、シリコーン樹脂(シリコーンを主成分とする合成樹脂)のうち、ゴム状(ラバー状)のもの。「シリコンゴム」「シリコンラバー」「ケイ素ゴム」とも言われる。

耐熱・耐水・耐薬品性に優れている。

用途
上述の特性を活かして、きわめて幅広い用途に用いられている。

たとえばシール剤、保護用部品、メス型(モールド)などとして、分野を限定せず、広く用いられている。

保護部品
たとえば身近なところでは電卓、デジタルオーディオプレーヤーなどのケースなどにも使われている。

スポーツ用
身近なところでは、水泳の耳栓や水泳帽にも使われている。

調理用
耐熱性や柔らかさを活かして、鍋つかみ、鍋敷き、ケーキの型などに使われている。

医療用
生体への影響が少なく、前述の特性から体液に触れても変質しにくいため、医療では弾性材料や繊維材料として利用されており、前者ではバルーンカテーテル、後者では気体透過性が良い事から人工心肺膜としても利用されている。歯科医療などの型取り剤、美容整形手術の充填剤などにも用いられている。

【引用】フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』シリコーンゴム

オリジナルデザインの滑り止めを製作するときの入稿方法と注意点とは

AIと呼ばれる「Adobe Illustrator」(アドビイラストレーター)で製作する、原寸大のデーターが必要です。
  • 線が細すぎると生産時にデザインがうまくでないことがあります。
  • デザインとデザインの間隔が狭すぎるとお互いにくっついてしまうことがあります。

上記を視野に入れて頂く必要はございますが、こちらのようなデザイン再現も可能です。

 

滑り止めのロットとお色について

オリジナルデザインの滑り止めを製作する際のロット数は500足~になります。

例えば異なるデザインやサイズ違いの靴下が300足x2種類と言った場合でも、滑り止めの合計数が500足を超えれば製造が可能です。

滑り止めのお色は、基本「白」「黒」「透明」の3色から選択できます。こちら以外の色を指定する場合は、ロットが大きくなるため相談になります。

サービスメニュー

 

滑り止めの工場について

私たちの滑り止め工場は、台湾にあります。

滑り止めつき靴下は、「靴下」と「プリント」2つの工場が協力して製造します。靴下工場が窓口になりプリント工場と連絡をとりながら、製作を進める形になります。

トランポリン場で滑り止めつきの靴下を使用する場合、トランポリンで跳ぶことが用途になるため、足底の滑り止めに一定の強度が必要になります。

「そもそもトランポリンの使用に耐えうるプリントができるのか?」

台湾のプリント工場に実際にトランポリン場で靴下を履いて、ジャンプするお客様の動画を見てもらい可否を確認してみることにしました。

台湾のプリント工場は、私自身も何度も工場を訪問しており、社長も知っています。

長年プリント一筋に取り組んできたので、豊富な経験と高い技術力が強みです。日本語はできませんが、度々日本に訪れている親日家でもあります。

きちんとしたメーカーで材料を仕入れ、配合や温度設定をコントロールすれば、剥がれの問題を克服することが可能とのことでしたので、お願いすることにしました。

【引用】当ホームページブログ記事「トランポリン用靴下を製造するときの注意点とは?」

靴下の滑り止めについてご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

サービスメニュー

  • 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
  • ご相談を承っております。
  • オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。

 

合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。

この記事を書いた人

岩村 耕平

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