デザイン物の靴下を製作するとき、素材はどう選べばいいですか?

こんな方におすすめ

  • キャラクターなどデザインが入った靴下の糸の選び方を知りたい。
  • 天然素材を使った靴下を製造したい。
  • デザイン系の靴下を開発するにあたり市場調査をしたい。

そんなご要望をお持ちの方に向けて、デザイン物の靴下を製造するときの素材の選び方についてわかりやすくまとめました。

靴下素材表記の見方

靴下についている紙タグや帯に素材情報が記載されています。

特にキャラクターなどのデザインが入ったソックスは、靴下メーカー、雑貨メーカーなど様々な業種で製造されています。同じ価格でも、メーカーによって材質が異なることがあります。

各社の素材へのこだわりの違いが見えてきます。

デザイン物靴下の材質について

デザイン物の靴下は部位によって使われている材質が異なります。

一般的に柄の部分には細目の糸、ベースの部分には太めの糸、靴下の伸び縮みを出すための下糸には、細いゴム糸が使われます。

キャラクターなどのデザイン物靴下の売り場で良く見かける材質パターン別特徴


キャラクターなど柄が入った靴下の材質表示のパターンについて紹介して参ります。

靴下の材質表示には、使われている量が多い素材から順番に表示する「列記表示」と数字で比率を表示する「パーセント表示」の2種類の表示方法があります。

デザイン物の場合、柄の大きさによって比率が変わるため、多くは「列記表記」が採用されています。

売り場に行って、実際表記と照らし合わせることで手触り感も確認することが可能です。

材質表示が「ポリエステル」「ポリウレタン」

100円、280円など低価格ラインによく見られる材質パターンです。

ベース部分に太いポリエステル糸、柄部分には細いポリエステル糸、下糸と口ゴムにポリウレタンを使用しています。

一般的にキャラクター靴下に使われる糸は、ポリエステルが最も安価です。

化学繊維であるポリエステルは、強度があり速乾性に優れている反面、水分を吸いにくく、吸湿性に乏しく夏の高湿期は蒸れやすくなる特徴があります。

材質表示が「アクリル」「ナイロン」「その他」

ベース部分に太いアクリル糸、柄部分には細いナイロン糸、下糸と口ゴムにポリウレタンを使用しています。

アクリル繊維は、保温性が高いので、セーターなど冬物によく使われます。冬物靴下でも使われています。

ポリエステルと同様水分を吸いにくいので、蒸れやすくなる特徴があります。

キャラクター物のソックスを製作する際、アクリルはコットンより安価ですので、価格を下げたい場合もアクリルが使われることがあります。

品質表示法では、材質は使われている分率が多い順から表記し、成分が3つ以上になる場合は、3つ目から「その他」で省略できることになっています。

材質表示が「コットン」「ポリエステル」「その他」又は「ポリエステル」「コットン」「その他」

「ベース部分にコットン、柄部分に細いポリエステル、下糸と口ゴムにポリウレタンを使っているパターン」

「ベースにコットンとポリエステルの合成繊維、柄部分には細いポリエステル糸が使われているパターン」

上記両方の可能性が考えられます。

「ポリエステル」「コットン」「その他」など、ポリエステルが先に来る表示の場合は、

ポリエステルの比率が高い、ポリエステルとコットンの合成繊維が使われていることになります。

一般的にポリエステルが多く含まれているほど価格が安くなります。

材質表示が「コットン」「ナイロン」「その他」

最も多くコットンが含まれているパターンになります。

コットンは、汗などの水分をしっかり吸収してくれるので、肌着・下着といったインナーなどに最適です。

コットンのグレードによって肌ざわりが異なります。

グレードが高いコットンを使うと、ザラザラ・チクチクといった不快感が少なくなります。

靴下を製造するときまたは購入するときにおすすめの材質とは

「靴下を履く」という機能性だけを重視するのであれば、コットンの無地靴下を選ばれるのがベストです。

履くという機能に加えてデザインも求めるのであれば、「コットン」「ナイロン」「その他」をおすすめします。

履き心地という観点から見ると、天然繊維であるコットンの自然な柔らかさが肌に優しいからです。

メーカーや産地によってコットンのグレードも異なることがあるので手触りを確かめることで、より具体的なイメージが掴みやすくなります。

靴下の素材選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

岩村 耕平 
合同会社ブリングハピネス代表
靴下マイスター

東京都練馬区生まれ。
中華圏と携わって34年目。中華圏でのものづくりの仕事をして24年目。
業務のコミュニケーションはすべて中国語で行う中国語の達人。

大手ぬいぐるみメーカーで通訳、貿易事務、生産管理を経験ののち、靴下OEM製造の魅力に取りつかれ独立。
2014年、合同会社ブリングハピネスを立ち上げる。

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