極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法を考えてみた

靴下製造の考えが詰まったブログ

極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法を考えてみた

2022/7/14

極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法を考えてみた

こんな方におすすめ

  • ・靴下の販売をしたい。
  • ・ソックスブランドの立ち上げを考えている。
  • ・自社ブランドのラインナップに靴下を加えたい。

本日は、そんな方々に向けて、記事を紹介して参ります。

私たちは、東京で靴下メーカーを営んで9年目になります。数多くのブランド様の靴下製作に携わってきました。

ブランドであるお客様からの学びや、自らの経験も交えて、「極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法」についてまとめてみました。

はじめての取り組まれる方々のお役に立てるような内容となっております。

靴下ブランド立ち上げ初期の製造戦略とは?

まずはブランドを知ってもらうための下地を作る。

例えば、くまのキャラクターを使った靴下ブランドの立ち上げを思い立ったとします。

初めからつくることだけに目が行きがちですが、デザインの検討と並行して、SNSでくまのキャラクター好きを集めるなど、自らのブランドを知ってもらうための「場」をつくるところから考えるのがベストです。

デザインが完成したら、反応を見たり、感想を聞くこともできるかもしれません。

時間をかけて、製作まで至ったとしても、売れなければ、作りっぱなしでおわってしまいます。

サンプルなど、実際の製作は、SNSである程度のフォロワーが集まり、自らのブランドを知ってもらうための下地を作ってからでも遅くありません。

何度もチャレンジするために一度にたくさん作らない。

製品の販売を開始すると、売り場での反応を確かめたり、実際に靴下を購入されたお客様の声を拾うことができます。

1回の投資金額が少なくすむ小ロットで製造と販売をの試行錯誤を繰り返すことで、よりお客様のニーズにあった靴下を開発することができます。

はじめは利益を意識し過ぎない。

小ロットでの製造をすると価格が上がります。そこで利益の確保を意識し過ぎると難易度も高くなります。

初期段階の目的は、より多くの方に、靴下を知ってもらい、実際に履いてもらうことです。

仮にトントン(±ゼロ)の収益だったとしても、お客様から頂いたフィードバックや、製作に取り組んだ経験を次に生かすことが可能になります。

初回の数回は、靴下生産にかかる費用を「投資」と考えるとしっくりきます。

一つだけに、一気に投資をすると、そこで芽がでなければおわってしまうため、極力「少なく」「分散」することをおすすめします。(卵は一つのかごに盛るな)

極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法を検討したみた。

無印良品靴下工房で作ってみる

東京錦糸町パルコにある無印良品さんの靴下工房です。なんと1足~、単価600円でオリジナル靴下の製作ができます。

ベースはライトグレー1色、柄は白・黒・赤・青・緑・黄の6色から選ぶことができます。その場でペンタブレットでデザインを描く形で、データーの持ち込みはできません。

自らデザインが描けないと少々厳しいのですが、そのハードルを越えれば、かなり楽しいかもです。

各1足ずつ、10種類製作したとしても、@600円x10=6000円 で収まります。Baseで販売をすれば、お手軽に靴下ショップをはじめることができます。

初めの一歩として何種類か製作してみて、メルカリでテストマーケティングを行い次のステップに進む方法もあるかもしれません。

Twitterで検索しましたら、製作されたかたの詳しいレポートがありましたので、リンクを貼っておきます。

https://twitter.com/kato_sayaka/status/1191698491296243712

無地靴下にオリジナル刺繍を入れる

無地の靴下を仕入れて、刺繍屋さんを探して、オリジナルの刺繍を入れる場合、極小ロットでの製造が可能になります。

ブランドの成功を考えた場合、デザインはもちろん、実際に靴下を履くかたに満足頂く必要があります。

私たちは、付加価値が高いオリジナルの刺繍靴下の製作に対応ができる、刺繍を入れるための無地靴下の販売及び刺繍サービスをスタートしました。

弊社の靴下をベースに刺繍靴下を製作する際の最低ロット(数量)は100足~になります。

刺繍は靴下刺繍のプロフェッショナルに依頼。無地靴下の品質にもこだわりました。

台湾工場で小ロットで靴下を製造する

台湾工場では、300足~の製作に対応しております。

台湾工場では、多色機とよばれる色数が多く使える編機と細かい柄の対応ができるハイゲージの組み合わせで「色数が多く、かつ柄が細かい靴下」を製造することができます。

コットン、ナイロンと合わせて、1838色(在庫状況にもよる)から色を選べます。

まとめ

ここまで「極小ロットから靴下ブランドを立ち上げる方法」について紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。

私自身、靴下ノウハウがないキャラクター雑貨メーカーで、デザイナーさんたちの二人三脚でブランドを立ち上げるところから靴下のキャリアをスタートしました。

起業してからも、大小の靴下ブランド立ち上げのお手伝いをさせて頂きました。

靴下ブランド立ち上げる際の製造についての相談も承っておりますので、お気軽にお問合せ頂けると幸いです。

サービスメニュー

  • 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
  • オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
  • 台湾製無地靴下の在庫を使うことで、靴下は100足/色~、100足の中で刺繍デザインは2種類までの対応ができるようになりました。

合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。

この記事を書いた人

岩村 耕平

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