
こんな方におすすめ
- キャラクターライセンスグッズとして靴下を製作したい。
- アニメや漫画などキャラクターIPの靴下製作に対応できるメーカーを探している。
- キャラクターデザインのオリジナル靴下を開発したい。
多くのキャラクター靴下は「編み込み」で作られています。
編み込みは靴下の編み機のみで製造が完結するため、刺繍やプリントのように別工場への加工に出す必要がありません。
コストを抑えられ、かつ安っぽさが出にくい製法ですので、多くのキャラクターメーカーが編み込みを主力製品として扱っています。
ただし編み込み特有の難しさがあります。本記事では、キャラクター靴下を編み込みで開発するときの課題と、私たちの強みについて紹介します。
キャラクター靴下はなぜ難しいのか
版権元の監修が必須
ライセンスがあるキャラクターで靴下を製造する場合、版権元といわれるライセンス会社の許可が必須です。
版権元にサンプルを提出して、再現性や色味など確認を取り了承を頂かないと発売することができません。
例えば絵本の作者がいる靴下を製造したいという場合、工場が製作したサンプルを版権元を通じて作者に確認を取る必要があります。
その際に「もう少し目を小さく」「色味にもう少し青みを加えてほしい」などのご要望を頂きます。
これを「監修」と言います。「監修」はキャラクターの世界観を守るために行われます。
ただ「監修」があると必ずサンプルに修正が発生します。1回のみならず、数回に及ぶときがあります。
特に海外の工場は日本のキャラクターについて知らない場合があります。
「もう少し目を小さく」と言われても、なぜ小さくしなければならないか理解することができません。
また修正に対する耐性が弱いと途中で投げ出してしまうこともありますので、日本のキャラクターグッズ製作に理解がある工場を選択する必要があります。
デザイン再現の難しさ
売り場に並んでいる多くのキャラクターソックスは「編み込み」で作られています。
靴下はニット製品ですので伸び縮みします。テンションのかけ方の違いでキャラクターが潰れたり縦長になったりします。
またキャラクターの色味について、キャラクターの世界観を守るため、厳密に管理しなければならないことがあります。
糸色のバリエーション幅も広くなければなりません。
履き心地との両立
キャラクター靴下を製作しているとデザインばかりに気を取られて、靴下が履くものであることを忘れてしまうことがあります。
色鮮やかで魅力的なデザインで靴下を製作しても、履けなければ靴下ではなくなってしまいます。
編み込み靴下は柄が細かくなるほど靴下がきつくなる特性があります。
SNSなどで「XXのキャラクター靴下を裏返してみたら糸が伝って怖い」というつぶやきを度々目にします。
裏側に伝うループ状の糸が材質の選択など複数の要因と絡み合って靴下がきつくなる原因となります。
いかにデザインと履き心地の機能性を両立させるか十分に検討しなければなりません。
私たちのキャラクター靴下作り
バーチャルデザインシステムで監修回数を圧縮
弊社では島精機製作所のバーチャルデザインシステムを導入しています。
バーチャルサンプルを版権元の監修に提出して修正を繰り返すことで、実物サンプルの製作回数を圧縮することができます。
バーチャル6〜7回、実物サンプル3〜4回の修正を繰り返して版権元様の厳しい水準をクリアした実績があります。
1,658色の糸で色再現
常時1,658色(コットン1,158色・ナイロン500色)の糸を取り揃えており、キャラクター固有の指定色に正確に合わせることができます。
さらに、146台以上の編み機を完備し、中でも特化した「7色機(7F)」「8色機(8F)」を駆使することで、一般的な工場では再現しづらい10色以上を用いた複雑な柄や、キャラクターの細かなディテールまで鮮明に編み込むことが可能です。
16年・1000デザインの実績と台湾工場との関係
前職で中国であるキャラクターの靴下を製造していたとき、何度サンプルを製作してもうまくいきませんでした。そんなとき台湾で工場を探し、現在弊社で仕事をしている台湾人同僚と出会いました。最初は客と工場担当者として、現在は同じ会社の同僚として仕事をしています。
この16年で、キャラクター靴下を中心に1000に近いデザインのやり取りを続けてきました。
日本で一番厳しいと言われるあるテーマパークの案件も手掛けました。
個人から1200店舗に至るチェーン店まで数多くの靴下ブランド立ち上げのお手伝いをしました。
私たちのお客様の100%がゼロから靴下を取り扱われているお客様です。
透明性へのこだわり
キャラクターは文化です。
版権元がキャラクターのテイストを守るために管理しているのと同様に、どこで、誰が、どのように作っているかも厳格に管理されるべきというのが私たちの考え方です。
私たちは台湾の特定の工場と長年取引しており、糸の産地から製造者まで説明できるトレーサビリティを大切にしています。
キャラクター靴下のよくある相談事例
Q. 編み込みでキャラクター靴下を製作するとき何色までつかえますか?
A. 基本は11色になります。デザインによって11色でも再現できないときや、11色以上で対応できる場合があります。詳しくは下記の記事で解説しております。
編み込みで靴下をOEM製造する際の、色数と色の選び方について教えてください
Q. 修正サンプルを製作する場合費用はかかりますか?
A. 版権元の監修による、色や細かい部分の調整をする場合の修正サンプルの費用は単価に含まれております。300足以上の編み込み、刺繍ともに別途費用はかかりません。
ただし途中でデザインを変更する際は費用がかかります。また300足以下の「お試し刺繍サービス」をお使いになる場合は、修正ごとに費用がかかります。
Q. 編み込みで靴下をつくりたいけどどこまで再現できるの?
A. 編み込み靴下のデザインは、サンプルを製作する前に、ドット絵(ピクセルアート)に置き換えられます。ファミコンなどのレトロゲームのキャラクターを思い浮かべていただくと、イメージしやすいかもしれません。
ドット数と色数の制限の範囲内で、どこまで表現できるかを設計します。詳しくは下記の記事で解説しております。
キャラクターのライセンス上、忠実な再現が必要です。細かい色柄を靴下で再現できますか?
キャラクター靴下の製造についてご相談がありましたら、無料相談をご利用くださいませ。
岩村 耕平
合同会社ブリングハピネス代表
靴下マイスター
東京都練馬区生まれ。
中華圏と携わって34年目。中華圏でのものづくりの仕事をして24年目。
業務のコミュニケーションはすべて中国語で行う中国語の達人。
大手ぬいぐるみメーカーで通訳、貿易事務、生産管理を経験ののち、靴下OEM製造の魅力に取りつかれ独立。
2014年、合同会社ブリングハピネスを立ち上げる。

ブリングハピネスのコンセプトができるまで>>
