靴下製造メーカーのライフシフト 一生靴下を作り続けるための方向性を考えてみた

靴下製造の考えが詰まったブログ

靴下製造メーカーのライフシフト 一生靴下を作り続けるための方向性を考えてみた

2022/8/9

靴下製造メーカーのライフシフト 一生靴下を作り続けるための方向性を考えてみた

靴下メーカーを立ち上げて9年目になりました。

果たしてあとどのくらいこの仕事を続けられるのか、自分なりに思案してみました。

こんにちは。合同会社ブリングハピネスの代表の岩村です。

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本日は靴下メーカーを営む私たちが、今後も引き続き皆さまのお役に立てるようにするには何をすべきなのか、自分なりに考えてみました。

私たちの仕事がAIにとって代わられることはないか?

WebSiteでの集客(営業)と、靴下の製作に伴う、お客様や工場とのコミュニケーションが私たちの仕事です。

AIにとって代わられる可能性はおおいにあると考えています。

Google Homeに「靴下の製作ができる工場を探したい」と伝えただけで、世界中からお客様のご要望に最も近い工場が見つかる時代が来るかもしれません。

自動翻訳の技術が進歩すれば、言葉の壁もなくなります。

煩雑な工場とのやりとりもAIがやってくれる日が訪れる可能性があります。

今何をすべきか考えてみた。

モノを製造する工場とデザイン製作する人がいらなくなることはないと思います。

靴下を製造するには糸が必要です。

弊社靴下の95%は台湾中部にある靴下製造の集積地で生産をしています。集積地とは、同じ産業の工場が集まっている地域のことです。

靴下工場が集中している地域ですので、糸の流通量も豊富です。

製造の自動化が進んだとしても、靴下という存在がなくならない限りは産地がなくなるということは、考えにくいです。

デザインは、人々の頭の中に存在するものです。

脳と機械を接続して、頭の中にあるデザインをデジタル化する技術が開発される可能性はあります。それでも、デザインを考える人は必要です。

工場もデザイナーも作り手です。モノを作るという仕事は、今後もなくなることがないのかもしれません。

弊社は靴下の作り手である工場とデザイナーを支えることに徹するつもりでおります。

そのためには何ができるか考えてみました。

工場の生産ラインを埋める

生産ラインにおける、自社の「占有率」をあげることで、工場との関係が強化されます。

難しい案件に取り組む場合も、開発が成功すれば、オーダーに還元されることが目に見えやすいため、工場からの協力を得やすくなります。

弊社の場合は、業務提携先との協力で、二社の数量を、製造工場一箇所に集約して発注を出しています。

 

工場経営者の考え方を見極める

私たちのパートナーである台湾工場は、1971年に設立し今年50年目の節目を迎えました。2009年~日本向けの靴下を製造しております。

私たちの工場は「多色機」と呼ばれる豊富な色数の再現が可能な編機を146台保有しています。

「多色機」と細かい網目での再現が可能な「ハイゲージ」を組みわせることで、より複雑なデザインへの対応ができます。

2009年から日本向けキャラクター靴下の製造に取り組んできました。

初めのうちは、キャラクターデザインを再現するのに苦労しました。修正が30回に及んだこともありました。

靴下のデザインは、「ドット絵」と呼ばれる、ピクセルアートで再現されるため、印刷物のように100% デザイナーの指示通りに完成するわけではありません。

理想に近づくように作りこみをする必要があります。

改善を積み重ねる「マインド」があるかどうかは、ブランドを立ち上げるための靴下を製造する際、とても大事になります。

「台湾産地が生き残るためには、簡単で、数量が多い案件ではなく、細かくても、技術的に難しい高付加価値の案件にチャレンジしなければならない。」

社長の言葉に、工場の「考え方」が凝縮されています。

【引用】弊社ブログ 「ハイブランド靴下の開発を検討されている方へ」

現在大きく円安に振れております。売価をあげる場合は、それに見合う付加価値をつけていかなければならないと考えております。

しかしながら、いくら私たちが品質の強化を訴えても、工場経営者の考え方が違うと、そこですれ違いが生じる場合があります。

自社とマインドが近い経営者とつきあうことで、同じ方向を目指して歩んでいけるため気持ちよい取引をすることができます。

実際に靴下を履く消費者の声を工場にフィードバックする

2018年~靴下の物販を開始しました。コロナ禍のため小休止しておりましたが、近日中に再開する予定です。

靴下を履く消費者に、台湾の産地や靴下作りに取り組む人々について知ってもらうのと同時に、お客様の声をダイレクトに工場に伝えて行きたいと考えております。

 

靴下で世界観を再現したいデザイナーとご一緒する

考え方を同じくする、靴下工場の経営者との関係性や、生産ラインの占有率を強化することで、生産ロットにある程度の融通を利かせることが可能になります。

もともとの生産ロットが500足でしたが、現在は300足での生産が可能になりました。さらに300足でも多いというデザイナーの方々のために、極小ロットでもオリジナル靴下の生産が可能な、「刺繍靴下製造サービス」を立ち上げております。

「ブランド」「工場」と三位一体となり、成長し続ける生態系のような、小さな「経済圏」をつくる

「履く人が喜ぶ靴下を作る」ことを共通理念とし、「ブランド」「工場」と三位一体となり、成長し続ける生態系のような、小さな「経済圏」をつくることが、私たちの目標です。

OEM事業者である私たちのゴールは、「ご要望のデザイン仕様に従って製造した靴下をお客様にお届けすること」です。

ブランドを営むお客様にとってのゴールは、「私たちが製造した靴下が売れること」です。

靴下が売れるためには、デザインも含めて、「靴下を実際に売り場で購入されて、履かれる方に満足頂く」必要があります。

お客様の「ブランド」が成長することで、発注が増え「工場」と「台湾の産地」が潤う。

品質が上がり、靴下を着用されるお客様にささやかな幸せをお届けできるようになる。

その結果売り上げがあがりさらに「ブランド」が成長する。

という、サイクルを作ることができればと考えております。

【引用】弊社ブログ  靴下でなりたつ「小さな経済圏」を作りたい。中小企業同士の業務提携で成り立つ私たちの製造戦略とは?

私たちの靴下に携わる全ての人々にお役に立てるように、今できることにスモールステップで、取り組んで行きたいと考えております。

お気軽にお問い合わせ頂けると嬉しく思います。

サービスメニュー

  • 「靴下ブランドを立ち上げたい」ブランド、クリエイター、に向けて、「伴走型の靴下製造サービス」をご提供しております。
  • オンライン、Email、対面での相談を承っております。
  • オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。
  • 台湾製無地靴下の在庫を使うことで、靴下は100足/色~、100足の中で刺繍デザインは2種類までの対応ができるようになりました。

合同会社ブリングハピネス代表。
中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。

この記事を書いた人

岩村 耕平

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